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夕方見ていたニュースで、日本人女性で初めて、ママさん宇宙飛行士が再来年のスペースシャトルで宇宙へ飛ぶことを知った。
見れば、年齢も同じなら結婚した年も同じ、お子さんもうちの2人と1歳違い。とても身近に感じてしまう。

夢_c0048142_0332688.jpg小学生の頃、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」を見て宇宙への憧れを抱き、東大では宇宙の研究を続けてJAXAに就職したんだそうだ。
宇宙飛行士候補生として選ばれたのは1999年だが、実際に宇宙へ行けると決まったのは2008年。その間に結婚をし、子供を産んで、自分を取り巻く環境は激変したはずなのに、それでも宇宙への夢を諦めず、心が折れることなく、10年近くも訓練を続けて来たなんて、本当に尊敬に値する。
旦那さんも会社を辞め、家族でアメリカに移住したそうだし、家族の協力がなければ絶対になし得ないことだとは思うけれど。

ニュースを見ながら「お母さんになっても夢をかなえるなんてすごいなぁ」と呟いていたら、すずが「すっちゃんの夢はプリンセスになること!!ママは何になりたい?」と聞いてきた。
「え~、ママ?ママはもう何にもなれないよ。もう大きくなっちゃったし」と答えると、「じゃぁ、何でも夢がかなうとしたら何がいい?」。

「何でもかなうとしたら?そうだなぁ・・・」と考えてみたが、そう言ったきり、ママは何も答えられなくなってしまった。
私の夢って、なんだろう?夢・・・、ないかも。何も思い浮かばない。
何も答えられないことに、自分でちょっとショックを受けた。

「この歳でいまさら何をやっても・・・」という諦めと、自分の能力や可能性の限界がある程度見えてしまっている現実。
何かを始める気力も体力も年々落ちてきて、なんだかんだと言い訳をしては、やる前から逃げ腰になっているのが、ここ数年のママだ。
でも考えてみたら、まだ人生の半分に達してないんだよな。折り返すまでにはまだあと少しある。

夢_c0048142_0334886.jpgそれに、母になったからと言って、子供の可能性に自分の夢を託す気はさらさらない。
すずとりょうが成長する姿を見るのは楽しみだけど、2人には2人の人生がある。2人それぞれが夢や目標を持ち、叶えることができればもちろん嬉しいが、ママやパパはその手助けをするだけであり、それで自分自身が満足することはないと思う。

やっぱり、すずはすず。りょうはりょう。ママはママだ。

私、これからどうしたいんだろう。どんな風に生きたいんだろう。
育児と家事と仕事と、楽器をちょっとやって、それだけでいいのかな。
仕事って言っても、今持っているスキルを何とか使い回してるだけだし。子供達もいつかは離れていく。
何でもいいから、「自分はコレのために頑張って生きてる!」という何かを、持たなきゃいけない気がする。でも、今の自分にとって、「コレ」ってなんだろう・・・?今からでもまだ間に合うかな?

折り返し地点を迎えるまでに(いや、もしかしたらもう既に折り返しているのかもしれない!)、もう少し1人で考えてみようと思う。

by suzuryo0917 | 2008-11-12 00:36 | ママネタ